緑茶抽出物(カテキン類)はpH6-7の中性では最も抗菌力は弱いが、液体培地中においてpH 7以上ではpHの増加に伴って大腸菌O157やサルモネラ属細菌、シュードモナス等のグラム陰性菌および黄色ブドウ球菌、バチルス属細菌に対して強い抗菌力を示すことを明らかにした。pH8-9では、これらの細菌は、培地中で125ppm程度のカテキン製剤の添加でも完全に増殖が阻害され、殺菌されるものもあった。このカテキン製剤はさらに種々の化合物と併用することにより相乗的に抗菌力が増大することを明らかにした。リステリア菌および大腸菌O157などに対してカテキン類は,それぞれ特定のpH領域においてナイシン,プロタミン,キトサン,サポニン,安息香酸と併用効果を示した。